こんにちは。
トレーナーの堤です。
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人と犬は、学習の過程が異なります。
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人は、
言葉で教わったことを頭で理解し、記憶することが出来ます。
そして、その記憶を必要な時に頭の引き出しから出して活用することが出来ます。
実際に遭遇したことがない状況でも、前もって「ここは危険」とか「あそこは楽しいところ」と聞いていれば、「想像」することができますよね?
人は感情を想像できます。
では、犬は?
長期的な記憶が得意ではない犬は、その場その場の出来事を「直観的」に理解し、それまでの経験から行動を起こします。
言葉を理解することが出来ないので、実際の「経験」から学習するのです。
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「お散歩中に庭で放されている犬に吠えられて怖かった」
という経験をした「子供」がいたとします。
お母さんは「大丈夫。あの犬は外には出てこないから、次からは怖がらなくてもいいのよ」と説明します。
子供は「お母さんがそういうのだから大丈夫なのかもしれない」と思い、同じ道を歩く勇気が出ます。
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同じ経験をした「犬」がいたとします。
犬は、その場その場で起こった事実を直観的に理解します。
「怖い」思いをしたので、吠えられた場所は「怖い場所」と理解しています。
そして、言葉がわかりません。
未来の感情を想像することも出来ません。
ということは、
この犬に「あの場所は怖くない」と感じてもらう為には、怖くなかったという「既成事実」が必要なのです。
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犬のやめてもらいたい行動を正していくには、どうやって既成事実を作っていくかが第一歩なのです。
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「犬に吠えられて怖かった」場合、その場所に少しでも近付き、冷静でいられるような場面(環境)を設定することがとても大切です。
言葉で何度「大丈夫」と伝えても無駄です。
犬には説得は通用しません。
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来客に対して吠える場合、「吠えなかった」という既成事実が必要。
ご飯の催促をする場合、「催促しなくてもご飯が食べれた」という既成事実が必要。
爪切りで噛んでしまう場合、「噛まなかった(でも痛くなかった)」という既成事実が必要。
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犬を犬として理解してあげることが、犬にとって一番幸せな接し方です。
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既成事実とは?
「既に起こってしまっていて、事実として認めるべき事柄」
犬は、事実を事実と素直に認め、シンプルに理解しているのですね。
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体験入園に来てくれたつばさちゃん。今週から幼稚園生の仲間入りです♪♪
椅子の上でのんびりお迎え待ち中ー。ヘアースタイルを変えてみました(笑)
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お泊りに来てくれていた、BIGパピー!ジャイアントシュナウザーのバルトくん。まだ6か月!
ジャイアントシュナウザーとパグと一緒にお散歩出来る機会なんてなかなかないので、ウキウキでお散歩に出かけました♪♪
一応みんなの輪の中に入ってます(笑)
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お散歩準備中の英子ちゃん。ニコニコ♪♪
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仲良しのななちゃんと海くん♪♪
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トイプードル親子のユキちゃんとトムくん。みんなと一緒にお散歩です♪♪
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ある日の堤家。
堤のご飯中。
仏様のような顔でこちらを見ていました(笑)
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